シリコンバレー近況報告会
posted at 23:29:00 on 2006-03-23 kaz | Category: オフモード
先日、某所でプライベートに開かれたシリコンバレー近況報告会に出席した。
スピーカーは氏家豊氏。氏は日経新聞社のHPで「海外トレンド」のコラムを月1回のペースで5年以上連載されている。
実は、私も日経BP社のHPで約月2回のペースでコラムを執筆することが決まっていることもあり、参考のために氏に5年以上もコラムを続けるコツを訊いたが、「自分の備忘録ですよ」とのこと。
私も肩肘張らずに続けていこうと思う。
さて報告会だが、シリコンバレーに長年暮らしている氏の報告は面白く、現地に2年行っていない私としては現地の情報をアップデートすることができたよい機会だった。
最近の傾向としては、SeedやStartupでの投資効率はマイナスであり、Seed、Startup、Early Stage 共に投資は少ないとのこと。製品完成、販売開始時期であるExpansion や量産時期であるLater Stage の企業への投資が全体の80%となっているらしい。
ITバブル崩壊の影響が顕著に出ているのだが、氏によるとこの辺りの話を聞いた日本人は「そうですか、ではそのようにします」と即追従する人が多いらしい。そのころには世の中は次の状態に進んでいくのだが、そのことに気が付かない人がいるのである。
世の中の傾向は、ある現象が起きるとその揺り返しが来ることがしばしばあるので、次の段階とは現状の逆の傾向のことが多くある。ところが自分で考えない人は、結果的に逆の方向へ走ってしまうようだ。
日本とはトレンドが微妙に異なるシリコンバレーの情報はそれなりに参考になる部分が多いが、やはり自分で考えないと振り回されるのはどのような情報でも同じということだ。
報告会の詳細はここでは割愛するが、IT分野以外では、Medical、pharmaceutical、Biotechnology、 Helthcare、Clinical Infrastructure、medical-surgical supply chain 等が増えているそうだ。この辺りは専門外であり、世の中の流れはこんなものかと感心するだけであるが。
その他、興味深かったのは、日本ではPassiveが主流のRFIDもUSではActive型が多く、あちらではRFIDもカテゴリー的にはWiFiと同じというのが面白かった。
氏によると、「業務用データ・コンテンツ管理ソリューション」「データ復旧ソリューション」「データセキュリティー管理」「RFIDタグソリューション」「遠隔画像配信システム」等が今の注目プロダクツだそうだ。
また、現地では半完成品を開発する企業が多く、日本企業はそれを採用して完成品にするということで役割分担しているとの話があった。これはその通りであるのだが、メーカー出身の私としては少々言いたいことがあった。
シリコンバレーのベンチャー企業は、半完成品であるモジュールを開発した場合に、アセンブル企業である日本企業に「これは素晴らしい技術である。使わせてあげるから完成品にするのはぜんぶそっちでやってね」的なことを言う企業が多いのである。
結果的にこの辺りの作業は日本メーカーの持ち出しサービスとなってしまうことが多く、採用段階でマイナス要因になる。しかし、日本企業も、「実績がない」、「供給体制が心配」、「コストアップが問題」といろいろ言う訳でお互い様なのだが。
この手のギャップはいつまでも解消されないのは仕方がないのだろうが、これをうまく乗り切ったところにチャンスがあるのも確かである。
アイキット ソリューションズ
生島大嗣
スピーカーは氏家豊氏。氏は日経新聞社のHPで「海外トレンド」のコラムを月1回のペースで5年以上連載されている。
実は、私も日経BP社のHPで約月2回のペースでコラムを執筆することが決まっていることもあり、参考のために氏に5年以上もコラムを続けるコツを訊いたが、「自分の備忘録ですよ」とのこと。
私も肩肘張らずに続けていこうと思う。
さて報告会だが、シリコンバレーに長年暮らしている氏の報告は面白く、現地に2年行っていない私としては現地の情報をアップデートすることができたよい機会だった。
最近の傾向としては、SeedやStartupでの投資効率はマイナスであり、Seed、Startup、Early Stage 共に投資は少ないとのこと。製品完成、販売開始時期であるExpansion や量産時期であるLater Stage の企業への投資が全体の80%となっているらしい。
ITバブル崩壊の影響が顕著に出ているのだが、氏によるとこの辺りの話を聞いた日本人は「そうですか、ではそのようにします」と即追従する人が多いらしい。そのころには世の中は次の状態に進んでいくのだが、そのことに気が付かない人がいるのである。
世の中の傾向は、ある現象が起きるとその揺り返しが来ることがしばしばあるので、次の段階とは現状の逆の傾向のことが多くある。ところが自分で考えない人は、結果的に逆の方向へ走ってしまうようだ。
日本とはトレンドが微妙に異なるシリコンバレーの情報はそれなりに参考になる部分が多いが、やはり自分で考えないと振り回されるのはどのような情報でも同じということだ。
報告会の詳細はここでは割愛するが、IT分野以外では、Medical、pharmaceutical、Biotechnology、 Helthcare、Clinical Infrastructure、medical-surgical supply chain 等が増えているそうだ。この辺りは専門外であり、世の中の流れはこんなものかと感心するだけであるが。
その他、興味深かったのは、日本ではPassiveが主流のRFIDもUSではActive型が多く、あちらではRFIDもカテゴリー的にはWiFiと同じというのが面白かった。
氏によると、「業務用データ・コンテンツ管理ソリューション」「データ復旧ソリューション」「データセキュリティー管理」「RFIDタグソリューション」「遠隔画像配信システム」等が今の注目プロダクツだそうだ。
また、現地では半完成品を開発する企業が多く、日本企業はそれを採用して完成品にするということで役割分担しているとの話があった。これはその通りであるのだが、メーカー出身の私としては少々言いたいことがあった。
シリコンバレーのベンチャー企業は、半完成品であるモジュールを開発した場合に、アセンブル企業である日本企業に「これは素晴らしい技術である。使わせてあげるから完成品にするのはぜんぶそっちでやってね」的なことを言う企業が多いのである。
結果的にこの辺りの作業は日本メーカーの持ち出しサービスとなってしまうことが多く、採用段階でマイナス要因になる。しかし、日本企業も、「実績がない」、「供給体制が心配」、「コストアップが問題」といろいろ言う訳でお互い様なのだが。
この手のギャップはいつまでも解消されないのは仕方がないのだろうが、これをうまく乗り切ったところにチャンスがあるのも確かである。
アイキット ソリューションズ
生島大嗣
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