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迷走か、それとも英断か?

posted at 23:12:59 on 2006-09-24 kaz | Category: オンモード

9月23日の日経新聞に「次世代ゲーム機ソニー迷走 PS3発売前に値下げ 販売増を優先」という見出しが躍った。はたしてこれは迷走なのか?
それとも、ソニーの英断なのか?

最近のソニーと言えば、コンピュータ用のバッテリーの不具合が大きく報道されたことが記憶に新しい。こちらは少々迷走しているようだ。

少し前までは、液晶戦略でキーデバイスを育てなかったことが裏目に出たり、事業部毎にコンセプトがバラバラのDVDレコーダーを発売したり、iPodにWalkmanの十八番を取られたりと散々だった。

それが、サムスンとアライアンスを組み見事に液晶テレビで復活を果たし、これから攻めに転じようとした矢先にバッテリーの不具合が起こった。

その上ソニーは、PS3用のMPUであるセルに巨額の開発費を投じている。投資家の中には、これを嫌う流れがあったのは確かだ。

そして、今回は数を売ることでこの開発費を早く回収しようという思惑があったと思われる。確かに、販売店からは売りやすくなったと歓迎の声も聞かれるという。ところが、PS3については、欧州での販売延期が今月初めに発表されている。

最近のこれらの経緯を見ると、最近のソニーは順風満帆とは言いがたいのは確かだ。だが、そうは言ってもPS3の値下げそのものは迷走なのだろうか?

少なくとも、奢っていて、摩擦を恐れ、会議ばかりして動かず、重くて遅い企業ではこのような決断はできないだろう。
それをソニーは行ったのだ。

もちろん、このような直前の変更を繰り返してばかりいると、それは迷走と呼ばれても仕方がない。だが、状況に合わせて素早く対応できることは、企業としては健全ではないだろうか。

これを迷走と言うのなら、マイクロソフトのOSの発売延期なども迷走と呼ばなければならないのではないかと思う。

アイキットソリューションズ
生島 大嗣

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Comments

mean wrote:

以前は私は販売店で仕事をしていました。顧客への対応という観点から、メーカーをみていましたが、私の感想ですが、松下の対応が一番よかったですね。私はそういうアプローチをしてしますね。
松下幸之助氏や APPLEのジョブナー氏も非常に興味があります。
ACCESSありがとうございました。

2006-09-26 09:22:02

生島大嗣 wrote:

meanさん
現場での顧客対応は、その会社の経営理念のようなものが現場まで行き渡り感じることができる場合がありますね。
松下さんは結構べたな感じですが、顧客を向いていると感じます。ソニーは、一時もの作りの企業ではなくマーケティング企業(?)になってしまった感がありますね。内部のエンジニアからの反発もあったようです。以前はそれなりに顧客を大切にしていたのですが。
Appleのジョブス氏は、理念系トップダウンですね。シリコンバレー企業らしく、トップダウンの理念でコンセプトメーキングを行い、それをプロフェッショナルチームが受けて回す。よくも悪くもシリコンバレーそのものを感じます。
コメントありがとうございました。

2006-09-26 09:42:08

mean wrote:

今は不動産の一営業マンですが、もっと勉強して独立を考えています。すごく参考になりました。
機会があれば、一度お会いしたいですね。たくさんの気づきがあると思えます。若輩者ですので、ご指導ご鞭撻よろしくお願いいたします

2006-09-26 21:56:32

生島大嗣 wrote:

meanさん
独立を考えておられるとのこと。
独立しようとしておられる事業領域で、事業および製品/サービスのコンセプトメーキングを徹底されることをお勧めします。
少々堅いですが、ドキュメントに掲載しています「技術経営メール 生島の技術戦略思考」も参考になるかも知れません。一読してみてください。
またご意見等あればコメントお願いします。

2006-09-26 23:19:40

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