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発散/収束のコントロール

posted at 23:15:00 on 2006-08-20 kaz | Category: オンモード

一見数学用語だけど、思考の収束と発散の話。

先日、ある知り合いが女性ばかりを集めて座談会を企画したのだが、

・メンバーの個性が強く
・開催場所の雰囲気がよく
・更にアルコールも入り

発散思考の条件が整ってしまった。こうなると話題が次から次へと拡がっていき、その場は盛り上がり続け、話題が最初の目的からずれていく。
7時間にもおよぶ会議の記録からどう結論を導けばよいのか、その知り合いは少々悩んでいる。


会議にはいくつかの種類がある。
情報の伝達や承認を得ることを目的とするものもあるし、新しい発想やアイデアを求めて開かれる会議もある。

しかし企業などの組織で新しい発想やアイデアを求めても出てこないことが多い。
それは多くの組織では、組織に目的があり、その目的に沿って活動している(筈)ので、人の意識は第一にその目的の遂行である。

だからその日常的に意識している目的に合致しない新しいアイデアを求めても簡単には出てこない。出てこないだけでない。参加者の中には、そういった会議そのものを否定する場合も多い。ただでさえ忙しいのにこんな会議に出ている暇はないというものである。

また、それぞれの所属する部署の立場で発言することも多々あり、守勢に立ってしまい積極的なそして発展的な方向になかなか向かわない。

このように人の意識が拡がらない場合は新しいアイデアに繋がっていくことは期待できない。

逆に思考が発散しすぎて拡がりすぎ、収拾がつかなくなる場合もある。

発散し続ける話題をまとめ整理する方向に誘導していく、逆にまったく発散しない場の雰囲気を変えて思考を発散へと導くというのは、会議を主催する側、ファシリテーターに課せられた役割だが、なかなか一筋縄ではいかない。

この発散と収束を会議の場でうまく使いこなさないと、新しいアイデアは生まれない。
そして、この新しいアイデアからコンセプトを作り上げないと新しい事業の戦略はできない。

いろいろな経験と知識と情報を持つ多様な人が顔を付き合わせ、議論し、ぶつかり合うことで新しいアイデアが初めて生まれる素地ができる。市場調査からは決して新しい事業のアイデアは生まれないし、コンセプトのないとことから戦略も生まれない。

思考の発散と収束を制御できて初めて新しいアイデアが生まれるのである。

アイキットソリューションズ
生島 大嗣

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