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捨てるということ

posted at 00:28:57 on 2006-01-30 kaz | Category: オンモード

間口は狭く、そして奥行きを広くすることが肝要。
つまり、事業というのは間口が狭いほどよいのではないか。
最近、これをよく考えている。

何でもできるデパート的な企業は、他と比べた場合に特色が出にくい。
そうすると今は選んでもらえない世の中になっている。

例えば弁護士。
何でもできると謳う弁護士と専門の領域を持った弁護士とどちらが引き合いがよいのか。
これは明らかに後者。

専門領域は狭ければ狭いほどよい。
尖がれば尖がるほど、専門領域での独自性が打ち出せる。

そうすると、更にその分野での実力が認知され、知名度も上がる。
専門領域を絞れば絞るほどこの傾向は強くなる。

面白いことに、専門を絞れば「これもできないか?」というような問い合わせが何故か増える。
捨て去ることにより得るものが増える訳だ。

「決断する」、「決定する」という行為には、常に「捨て去る」という行為が含まれている。
逆説的だが、捨て去ることにより初めて新に得るという効果が出てくるのだ。

「総合」家電メーカーも次第に成り立たなくなっている。
私のようなコンサルティングを生業とする者もそうだ。何かに特化する方がよい。
小売業もしかり。

間口は狭く、奥行きは広くである。
これは、これから暫くは案外普遍的な概念になるのかも知れない。

アイキット ソリューションズ
生島 大嗣

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