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加速する電子端末ビジネス(電子書籍編)

posted at 11:42:36 on 2010-09-05 kaz | Category: オンモード

先日、丸善が中国大手との電子書籍提携を発表した。

丸善は大日本印刷傘下だし、その大日本印刷は電子書籍で動いているから、この背後にはもっと大きなムーブメントがあると考えています。

実はこういう動きが今年から加速しています。
ちょっとまとめてみましょう。


この春出版31社が「日本電子書籍出版社協会」を設立し、5月にソニー、凸版印刷、KDDI、朝日新聞社の4社が年内に配信事業を共同で始めると発表して7月に準備会社を共同出資で設立した。

宿命のライバルの大日本印刷と凸版が電子書籍の制作・流通に技術や法制の問題を取り扱う「電子出版制作・流通協議会」の設立に向けて手を組んだ。
電通、東芝、パナソニックなど異業種89社の参加を得て7月に設立。

8月には、大日本印刷とNTTドコモが11月メドに共同出資の「電子書店」を立ち上げると発表。

シャープは電子書籍端末を今秋発売し、同時に配信・販売の一貫サービス開始と発表。



海外に目をやると、米国では紙書籍のネット販売が本業だったアマゾンが2007年秋に電子書籍専用端末「キンドル」を発売。配信・販売、電子書籍データ制作まで一貫して手掛けて電子書籍市場が立ち上がった。

今年になってアップルが電子書籍閲覧にも使えるタブレット型端末 iPadを発売。同時に独自の電子書店を開設し、一貫サービスを展開。


そんな中、9月2日にはソニーが世界で映画・音楽ネット配信を始めると発表した。

配信プラットフォームであるQriocityやプレイステーションネットワークを通じて、映画・音楽・ゲーム・電子書籍をテレビ、ディスクプレーヤー、ゲーム機、PC、スマートフォンに配信するという一貫サービスであり、日本では一時撤退中だけど海外では成功している電子書籍端末事業とも絡めて目が離せない。



こう見ると、この秋から来年にかけて怒涛のように電子書籍やタブレット型の端末を絡めたビジネスが立ちあがってくるのが見えます。

アップルのiPadやデルのアンドロイド端末に続いて、サムスンや東芝がアンドロイドを使ったタブレット端末を相次いで発表したし、この流れはいよいよ本格化していきます。

アップルもこの流れをリードしようとiTunesの新たなバージョンを発表したところです。


長々と書いたけれど、私もこの流れの中で今、微力ですが動いています。

私が2年前に日経BPに書いた「ソニーは“PSP Phone”、シャープは“Zaurus Phone”を出さないか?」のビジネスが、ソニーはQriocityプラットフォームとクラウドで、シャープは今秋発売の電子書籍端末と独自の配信・販売サービスでいよいよ現実化してきました。

単なるデバイスメーカーとしての旧来のビジネスモデルを超える、日本発のビジネスを是非実現して欲しいと思っています。



アイキットソリューションズ
生島大嗣

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