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電子端末とクラウド その2

posted at 11:10:26 on 2010-08-24 kaz | Category: オンモード

Kindleがクラウドをうまく使ってると昨日書いたけれど、じゃどうやったらうまく使えるのかということについてマクロ的に考えています。

iPhoneやiPadとKindleでは、端末の使用目的も若干違うし、端末の仕様も違うから一概には比較できません。
しかし、クラウドに担わせている機能も違うし、機能を端末とクラウドでどう切り分けているかが違うのは確かですね。

よく機器を設計する際に、どこまでをハードにどこまでをソフト(ファームウェア)に担わせるかという話があるけれど、それと似ているようで似ていないと思うんです。
ハードとソフトの切り分けは、基本的にユーザにとってどうでもよいことだけれど、クラウドと端末と機能をどう切り分けるかは使い勝手に影響が出るように思えるからです。

イノベータやアーリーアダプタに属する人には使用OSやMPUなどにも拘りがあるのでしょうけど、マジョリティーにとってはそんなことはどーでもよいことですね。

多くの人は、快適に機器を使いたいし、どのような機能をいくらで提供してくれるかというユーザー目線で機器を捉えています。
彼らにとって、アップルのビジネスモデルはどうでもよいのです。
ビジネスモデルそのものには興味がないからアップルが全てをコントロールしようが、アップルが儲けようが彼らには関係ないのです。

それを使っていて心地よいか、デザインがよく所有欲を満たしてくれるか、サービスに簡単にアクセスできてそれが有用か、コストが適切かだけに関心があるからです。

だからクラウドと端末が機能をどう切り分けようがどうでもよい。
問題は、それにより何を実現するかなのです。

全ての面に渡ってユーザビリティーが重要になる。
私は暫くHTCのWindows Mobile が載ったスマートフォンを使っていましたが、それはもうそのユーザビリティーの貧弱なこと・・・
ユーザビリティーを考えると、正しく神は細部に宿らないといけないことを実感させてくれる端末でした(笑)


アップルの製品に対抗できる製としてアンドロイドが話題になるけれど、重要なのはアンドロイドだからではなくて、アンドロイドでユーザーにとって心地よい何を実現するかなのです。

アップルが iPhone、iPadという今まで世の中にない製品を世に送り出した功績は大きいと思います。
だから iPhone、iPadという答の存在する今の段階でアンドロイドがこれらを追撃するのはある意味簡単に見えます。

潜在化した問題の顕在化をアップルが成し遂げた後だからです。
右脳と発散思考で問題を認識し、問題設定をしたひとつの製品デザインのコンセプトが見えているからです。

後は今までの手法で、目に見えている問題をそれぞれのメーカーが解析的に解けばよいように思えるのですが、問題はそんなに単純じゃないと私は考えています。

何故なら、神は細部に宿るから。
ここからが日本メーカーの真骨頂ではないでしょうか。
そして、それはひとつのチャンスだと思うのです。


アイキットソリューションズ
生島大嗣

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