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落とし穴

posted at 23:48:07 on 2010-05-13 kaz | Category: オンモード

先日某所(よくホームセンターとしてカテゴライズされているお店)で、冷蔵庫でお茶を冷しておく容器を買ったのですが、蓋を開けてコップにお茶を入れようとしたら蓋が空いたまま止まらずに閉まってしまう。

開いたまま止まる設計になっていないんです。
なので片手でお茶を入れることができず、とっても不便。
買ってから気付いた落とし穴でした。

この容器は中国製で278円。

先日、生協のお店で同様のものをみたら、蓋は勝手に閉まらずにきちっと止まる設計になっていました。
420円で日本製。

この差は大きいなぁと思うのです。

見かけだけで選んだらダメだよなぁ。

改めて日本製の実力がわかったけど、ちょっと見ではわからないところが日本製の不利なところだなというのが正直な感想。


これをマーケティングの問題と片付けるのは簡単だけど、実はもっと奥が深いと思います。

ドラッカー曰くマーケティングとは
・顧客のニーズを探り、そのニーズに対応する製品やサービスを提供する機能
・顧客をよく知って理解し、製品(サービス)が顧客にぴったりと合ってひとりでに売れてしまうようにすることであり、買わないことを選択できる第三者が、喜んで購入してくれるものを提供すること

仕様がそうなってたら、そして喜んで買っていってくれるお客さんが多かったら、問題はどこにもないのかも知れない。

でも本当にそうなのだろうか。

このホームセンターが顧客を失うかどうかは彼らの責任だよね。
これは広義にマーケティングの問題と言えなくもないけど、彼らが問題を認識しているかどうかという問題認識・問題設定力の問題とも言えるし・・・

でも、仕様がそうなってない(=開いた蓋が本来固定される仕様もしくは設計なら)、製造力や品質管理の問題になる。

とまぁいろいろと考えてみたけど、やはり本質は「先の先まで考え抜いて」商品を作っているかどうかということだと思うのです。

先の先まで考え抜いてる設計は深い。
そして、そこまで考えて商品を企画しているか。
そして、更にそこまで考えて商品をマーケティングしているか。

問題は、その深さが見かけの商品力に繋がってないところですね。

あるアメリカ人のベンチャー起業家が言っていました。
「技術はマーケティングを最新のものにするひとつの大事な要素である」

よい技術、よい製品、よい商品の深さが、見かけの商品力に繋がってないところが問題なのです。

日本製品復活のヒントはこの辺りにもあるように思えます。


アイキットソリューションズ
生島大嗣

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