Syndication
RSS2  RSS2feed

情報家電・IT産業の潮流とゆくえ 第5回 ネットの向こう側とどう付き合っていくか(大商ニュース)

posted at 13:13:00 on 2008-11-10 kaz | Category: オンモード

大阪商工会議所の機関紙 大商ニュース11月10日号に私が執筆しているコラム「情報家電・IT産業の潮流とゆくえ」の第5回 「ネットの向こう側とどう付き合っていくか」が掲載されましたので、ここに再掲します。

情報家電・IT産業の潮流とゆくえ 第5回 ネットの向こう側とどう付き合っていくか
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
このシリーズも今回が最終回となった。
まず、少数派からこれからの潮流が生まれることを家電を例に取り上げた。次にIT産業を例に経営的な視点でITを企業の戦略として捉える重要性を、そして最後にネットの向こう側のビジネスが益々重要になることについて述べてきた。

今回は総括として、情報家電もITも全てネットの向こう側とどのように関わっていくか、自社はどうやってそこから利益を上げ社会に貢献していけばよいかを考えて話を締め括りたい。

最近の家電機器は高性能なコンピュータだ。何にでもコンピュータが入っている。地デジテレビやDVDレコーダーも高性能のコンピュータなのだ。ネットに繋がれば双方向、リアルタイムにやり取りができるようになる。
可能性は広がる。携帯電話もインターネット上に無限に存在する情報サービスも無限の可能性を秘めているように見える。
本当にそうだろうか。

実はデジタルテレビもデジタルの可能性をまだまだ掴み取れていない。ハードの可能性を最大限に活かすソフト/コンテンツサービスの確立はこれからだ。
今のところ、ユーザーはデジタルとアナログの本当の違いを完全に把握しきれていない。

携帯電話も一見サービスは出尽くしたように見え、最近は売れ行きも芳しくない。更に数百万行のソフトウェアが組み込まれているために、この開発コストとリスクが重くメーカーに圧し掛かっているのが現実だ。

IT産業ではSaaSやASP等の流行り言葉がどんどん生まれている。最近はクラウドコンピューティングが花盛りだ。いずれもインターネットがキーになっている。IBMやHPもメーカーからITソリューション企業への立ち位置の移行に余念がない。まだまだ変貌を遂げている最中なのだ。

つまり情報家電・IT産業は、これからも発展する可能性は見えているが、誰もその答えを知らない状態だ。おぼろげな形は見えているが、将来を完全には見通せていない。

それでも大企業はその資金力、情報収集能力、人的資源を活かして変化に合わせて変貌しつつある。中小企業はただ手をこまねいて傍観するしかないのだろうか?

いや、そうではない。
インフラや最新技術の多くは大企業に任せるとして、それらを用いた中小企業にしかできないサービスやコンテンツを誰もが掴めるチャンスがそこにあると考えられないだろうか。

町の小さな会社やお店のアイデアやノウハウ、コンテンツを中小企業自身が場所と時間を越えて提供できる手段が手の届くところに来ていると考えると、私はその可能性に胸が躍る思いなのだ。

答を見出したものはほんの少数だ。グーグルや楽天もついこの前まではベンチャー企業だった。しかもそれらはPCしか利用できなかった時代に生まれたものだ。
これからは、携帯も家電もIT産業もそのフィールドに加わってくる。
単に加わるだけでなく、ネットで繋がりそれぞれのサービスが相互に融合し影響を与え合う。

PCで仕事を行い、携帯で移動中に続きを考える。疲れたらニュースや映画を携帯で楽しみ、自宅に帰ればその続きを大画面テレビで見る。仕事の情報も趣味の情報もシームレスにどこにいても利用できる時代がそこまで来ているのだ。

これらのサービスは大企業だけが独占するのではない。ユニークなサービスやコンテンツは少数派から生まれる。何が生まれてくるか、ワクワクしながら今の時代の目撃者であることを楽しみたいと思う。
読者のみなさんは自分の周りにある仕事を活かして、是非時代の創造者になって頂きたいと願っている。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

アイキットソリューションズ
生島大嗣



daishonews08-2



TrackBack(URL)

トラックバック
このエントリにトラックバックはありません
このトラックバックURLを使ってこの記事にトラックバックを送ることができます。(右クリックでショートカットのコピーをご利用ください) もしあなたのブログがトラックバック送信に対応していない場合にはこちらのフォームからトラックバックを送信することができます。.

Comments

No comments yet

Add Comments