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検定ビジネス

posted at 13:05:44 on 2007-07-31 kaz | Category: オンモード

先日、財団法人 漢字検定協会の常任理事氏を訪ねていろいろとお話しました。

彼のプロデュース能力はかなり高く、最近はニンテンドーDSでも評判の漢検をメジャーにした仕掛け人でかなり切れる方です。

今回会いに行ったのは、私がコンサルしているとある協会の戦略構築についてヒントになると思ったからです。

その○×協会では、○×検定というのを始めています。
その目的は、○×のファンを作るためというのですが、ちょっとこれには疑問がありました。本当に検定でファンを作れるのか?

常任理事氏にお会いして、その疑問は氷解。
彼は、漢検以外に多くの検定のコンサルティングをしています。
そのひとつが京都検定。阪神タイガース検定なんてものもサポートしています。
また、TOEICや東大、日本商工会議所等と連携して検定や格付けのための機関を作っているところ。

さて○×検定ですが、常任理事氏の言うには戦略の方向がやはり間違っていました。
検定はゴールであるが入口ではないというのです。
まず勉強の場を作り、勉強する人口を増やしてそれを母体としてゴールに検定を置かないといけないというのです。

例えばソムリエ資格。
ソムリエという資格は、ワインを楽しむ層がいて初めて成り立つし、資格制度があるからワインを楽しむ層が増えるのではないという訳です。

京都商工会議所の作った京都検定も観光事業者のレベルアップという当初の目的は達しているが継続的事業運営は難しいとのこと。
上記の流れが作られていないからだそうです。

また、彼にパートナーを探して連携することを勧められました。
例えば生徒数が減少している△□学校。
彼らに新しい付加価値を提供できるし、○×協会としては不得手な開発が可能となります。

また、自発的に勉強する層に頼っていてはいけない、受験者に短期的な利益をもたらす仕掛けがあって初めて検定受験者が増えるという持論をお持ちでした。

あくまでも受験者の利益です。お客さんの利益であり協会の利益ではないということ。それにコンセプトやポリシーもブレないものが必要とも。

漢検だと「学校の成績UP」「就職活動に有利」「子供の勉強に付き合う親の需要」等があります。
○×だと、主婦やOL層、特に財布を握る主婦をターゲットにして夫や子供を健康にしたいという欲求に結びつけるマーケティングを展開するということになります。

いやぁ、本当に参考になりました。
まだまだ知らないことが一杯ありますね。

アイキットソリューションズ
生島大嗣

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Comments

さかなやおやじ wrote:

お話は大変よく理解できました。
脳みそがひっくり返った想いです。

ありがとうございました。

2007-07-31 20:09:46

生島大嗣 wrote:

さかなやおやじさん

難しいですね、検定が成り立つ条件って。
検定はゴールなのに、検定で活性化を狙うという逆パターンに陥ってしまいます。
私も結構目からウロコでしたよ。

コメントありがとうございました。

2007-08-01 00:11:58

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